・こどもの習い事、始めたはいいけれどいつまで続けよう…?
・やめたいと言い出してきた、親としては続けてほしいけどどうしよう?
この記事を読めば、こんなお悩みを解決できます。
それでは早速、習い事やめどきの判断基準とスムーズなやめ方についてみていきましょう‼
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1. なぜ「習い事のやめどき」はこんなに迷うのか

子どもの習い事を
「そろそろやめどきかもしれない」
と感じても、すぐには決断しづらいもの。
続けるメリットもあれば、やめた後の不安もあり、
「本当に今でいいの?」と迷ってしまいます。
1.1. 習い事を続けるメリット・やめることへの不安
習い事には、技術や知識だけでなく、
集中力・達成感・自信など多くのメリットがあります。
一方で、やめるとなると
• 続けたほうがいいのでは?
• ここで辞めたらもったいない?
と、親としての迷いが生まれます。
1.2. 親と子どもで意見がズレやすい理由
親は「せっかく習っているから続けてほしい」と思いがちですが、
子どもはその時々の楽しさや気分が強く影響します。
価値観の違いや時間の感じ方が違うため、
意見がズレやすいのです。
1.3. 「やめ癖がつくのでは?」という誤解
「一度辞めたら、何でもすぐ辞める子になってしまうの?」
と心配する親も少なくありません。
しかし、やめる理由が明確で、
親子で納得して決めたなら“やめ癖”にはつながりません。
むしろ「選択する経験」として前向きな成長になることも。
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2. 習い事の“やめどき”を判断する5つの基準
2.1. 子どもの気持ち:楽しんでいない・行き渋りが続く
「行きたくない」と言う日が数日続く程度なら一時的な可能性もあります。
しかし 2〜4週間以上続く場合 は、やめどきのサインです。
2.2. 成長の停滞:上達が見られずモチベーションが下がっている
誰にでも伸び悩む時期はありますが、
• 練習に身が入らない
• 明らかに意欲が下がっている
状態が続くなら、習い事との相性を見直すタイミングです。
2.3. 生活バランスの崩れ
• 学校の宿題がこなせない
• 他の習い事との両立が難しい
• 家族時間が減ってストレス増
など、生活のバランスが崩れていないかも重要です。
2.4. 家族の負担の増加:費用・送迎・時間が厳しくなる
習い事は子どもだけの問題ではありません。
親の負担が大きく、家庭内のストレスが増えているなら見直したほうが健全です。
2.5. 目標達成後:検定合格・発表会終了など区切りがついた時
大きなイベントを終えた今が「自然なやめ時」になることも。
子どもも納得しやすく、後悔も少ないタイミングです。
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3. 年齢別・習い事のやめどきの目安
3.1. 未就学児の場合:楽しいかどうかが最優先
小さな子どもは“楽しさ”がすべて。
集中力も体力も大きく変動するため、
気軽に「合っていなかったね」と切り替えてOKです。
3.2. 小学生の場合:やりたいことの変化に合わせる
好奇心の幅が広がる時期。
「他のことに興味が出た」というのは成長の一歩で、
やめ時のサインでもあります。
3.3. 中高生の場合:部活・勉強との両立を重視
中学生以降は学業・部活動・進路が本格化します。
無理なく続けられるかを判断軸にしましょう。
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4. 「一時的な疲れ」と「本当のやめどき」の見極め方
4.1. 行きたくない理由を深掘りする質問例
子どもが言葉で理由を説明できないこともあります。
以下のように、やさしく具体的に聞くのがポイントです:
• 「どんなところが嫌だった?」
• 「先生が厳しい?」
• 「友だちと何かあった?」
• 「難しすぎる?」
4.2. 習い事の負荷が強すぎるサイン
• 夜ぐったりしている
• イライラが増えた
• 週に何度も体調不良に
などは“疲れすぎ”のサイン。
4.3. 一時的な反抗期・環境変化の影響かを判断
季節の変わり目、新年度、学級替えなど
環境変化の後は心が不安定になりがちです。
2〜4週間の様子見期間 を設けると判断しやすくなります。
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5. やめる前に試せる選択肢
5.1. レッスン回数を減らす
週2→週1にするだけで負担が軽くなり、意欲が戻ることも。
5.2. コース変更・担当変更
先生との相性や指導スタイルで大きく変わります。
教室側も柔軟に対応してくれることが多いです。
5.3. 一度休会して様子を見る
完全に辞める前の「クッション」としてベストな選択肢。
5.4. 目標や期限を設定して「あと○ヶ月だけ続けてみる」
• 発表会まで
• 次の級まで
期間を区切ることで納得して続けられることがあります。
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6. 後悔しないやめ方:スムーズにやめるためのポイント
6.1. 教室・先生への伝え方(連絡タイミングとマナー)
• 辞める1ヶ月前の連絡が一般的
• メールより直接 or 電話が丁寧
• 「これまでお世話になりました」と感謝を伝える
トラブル防止にもつながります。
実際にやめるときの伝え方・工夫
いつまでに「習い事を辞める」と伝える? 辞める理由は?
どうやって伝える? 対面・電話・メール・メッセージアプリ…
保護者に聞いた!習い事を辞めることを伝えるときの工夫
お礼状の渡し方と例文、菓子折り
6.2. 子どもが前向きになれる“卒業”という考え方
「もう終わり」ではなく
→「ここまでよく頑張ったね。卒業だね」
という声掛けは、子どもの自尊心を守ります。
6.3. 返金・支払い・必要な手続きのチェック
• 月謝の締め日
• 年会費・教材費
• 返却物の確認
事前に把握しておくとスムーズです。
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7. 親が気になる「やめ癖・逃げ癖」は本当にある?
7.1. やめ癖がつくケース・つかないケース
理由が曖昧なまま辞めさせ続ける場合は注意が必要。
しかし、話し合いを重ね納得して決めたやめ方なら問題ありません。
7.2. 続けることより大切な“選択の経験”
続ける・辞めるを経験することで、
子どもは“自分の気持ちを言語化する力”を育てます。
7.3. 子どもが自信を失わないためのフォロー
• できるようになったことを伝える
• 努力した過程を認める
• 次に興味のあるものを一緒に探す
などが効果的です。
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8. やめた後のフォローと次のステップ
8.1. よかった点・頑張った点を一緒に振り返る
「ここまで頑張った経験」は今後に必ず活きます。
8.2. フリー時間をどう活かすか
休息も大事ですし、家族で過ごす時間が増える良さもあります。
8.3. 新しい興味の見つけ方
• 体験レッスンに行く
• 本や動画でいろんなジャンルに触れる
• 周りのお友だちの興味も参考にする
など、自然な興味を大切にしましょう。
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9. まとめ:習い事は“続ける”も“やめる”も選択のひとつ
• 子どもと家庭に合っているかが一番大切
• 「やめる=悪い」ではない
• 前向きに次のステップを踏めばいい
習い事のやめ時は、正解が決まっているわけではありません。
親子で話し合いながら、納得できる選択ができればいいですね。